Amazonの読み放題サービスである「Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)」。
『読み放題』といっていますが『読み放題対象』のみ読み放題というサービスなので、本当にオトクかどうか非常に判断が難しいですよね。
しかし、読書好きにとっては月にかかる本代がバカにならないので、読み放題サービスで全て読めるならそちらの方が良いと思うことでしょう。しかし…
世の中そんなに甘くありません。
Kindle Unlimitedのみで読みたい本を全てフォローすることはまず不可能でしょう。ですが、こんなメリットもあるのです。
メリット
- 読む予定がなくても気軽に読め、ひょんな事から良書に出会える。
- 月額の書籍購入コストが抑えられる(かも)。
月額980円の定額なので、読書好きならば「知らなかった本に出会える」というメリットは大きいですが、私は自分が欲しいと思った本しか読まないスタンスです。
私はたくさんの本を読みたいと思いません。読みたい書籍代を安く済ましたいのです。
そんな人におすすめなKindle Unlimited活用方法がコチラ
というもの。
「」の部分が重要でおすすめの使い方です。
おそらく漫画の読み放題サービスの一つとして、候補に考えている方もいらっしゃると思いますが、それが一番危険です。
なぜ私がこの結論に至ったかを「Kindle Unlimited」のサービスの特性や書籍の種類を踏まえて解説し、あなたにとって本当に必要なサービスかどうかのお手伝いができればと思っています。
Kindle Unlimitedは30日間無料サービスがあります。とりあえず使って見たい方は以下のボタンから登録可能です。
Kindle Unlimitedのサービス内容
サービスのポイント(2018/4/10)
- 月額980円の読み放題サービス(Amazonプライム会員とは関係なし)
- 読み放題対象タイトルが200万タイトル以上(※日本語では約18万冊)
- レンタルなので会員資格失効後は読めなくなる
- 端末へのダウンロードは10冊まで(削除することで何冊も読めます)
- ラインナップが変わる
- 全巻読めるわけではない
料金
プライム会員 | 一般会員 | |
---|---|---|
Kindle Unlimited | 月額980円 | 月額980円 |
Prime Reading(後述) | ○ | × |
一般会員・プライム会員に関わらず月額980円で利用できます。
プライム会員のみの読み放題サービス『Prime Reading』とは完全に別と考えてください。『読み放題』は同じなのですが、サービス内容が異なります。詳しくは後述していますのでご参考ください。
「月額」で本当に良かったと思います。もし年額プランのみだったら、私のような人間は絶対使ってないと思います。
読み放題対象タイトル数
Kindle Unlimited読み放題カテゴリーを検索するとなんと200万タイトル以上!
ただし、洋書が100万タイトル以上です。さすが世界のアマゾンですね。実際の日本語タイトルはKindle本のカテゴリ縛りで検索した10万冊以上です。
少し前まで詳細なタイトル数が表示されており、約18万冊までは確認済みです。タイトル数も増えてきているので20万冊突破も間近かもしれません。
イメージは「レンタルサービス」
Kindle Unlimitedは会員時のみ対象の本を読むことが可能です。
書籍が手元に残ることはありません。
つまり、長期的に繰り返し読みたい書籍のためにKindle Unlimitedを利用してしまうと、逆にコストがかかり過ぎる可能性があります。
また、手元に残ることがないので、コレクション欲の強い人などは不向きなサービスです。
ダウンロードは10タイトルまで
Kindle Unlimited を利用するときは、端末にダウンロードして、それを読むシステムになっています。ダウンロードできるのは10タイトルまでで、それ以上になると、端末にダウンロードされている他の本を消す必要があります。
ただ利用する上でそんな不便なことはありませんが、マンガやページ数が少ない書籍ばかりダウンロードする人にとっては不足かもしれません。
しかし、一度消しても基本的に再ダウンロードも可能ですので、あまり気にすることはないでしょう。
ラインナップが変わる
「基本的に再ダウンロードも可能ですので、…」
前述ではそう書きましたが、Kindle Unimitedは読み放題のラインナップが変更される時があります。
大幅な変更は少ないと思いますが、
ある雑誌を目的にKindle Unlimited会員になっていたのに、読み放題対象外になってしまったので価値がなくなった。
というケースも可能性としてはありえます。
しかし、基本的にタイトルが増えることはあっても減ることは少ないと思うので、まず心配しなくても良いケースかと思います。
ちなみにですが、一度端末にダウンロードしてしまえば、その後ラインナップから削除されても、端末から消すまで読むことができます。
気になった本があれば、ダウンロードしておくと良いかもしれません。
全巻読めるわけではない
コレは本当に知っておいた方が良いです
連載モノが全巻読めるものもありますが、ほとんどが一部しか読めません。
特に漫画・小説などの連載作品は「1巻だけ無料」というケースがめちゃくちゃ散見されます。
別の電子書籍サービスなどでも「1巻は無料」「試し読み増量」などのキャンペーンを行うかとがありますが、それとなんら変わらないと思います。
2巻以降は購入することになるため、ほとんど意味がないどころか、むしろマイナスの可能性もあります(他の電子書籍サービスで無料で読める可能性があるため)。
漫画は一回読んだらもう良いから、読み放題サービス最高じゃん!と思った人は考え直しましょう。
Kindle Unlimitedの使い方を考える
以上より、Kindle Unlimitedの特徴が掴めたと思います。
「本の虫」と呼ばれる人にとっては、問答無用で良いサービスでしょうが、私のように『自分が読みたい本だけを安く読みたい』と考えている人は注意が必要です。
月額980円で何もかもが読めるという、都合の良すぎるサービスではありません。しかし、全く使えないという訳ではありません。
Kindle Unlimitedが輝く時
- 読み直す可能性が低い
- 高価な本
- 連載モノではない
このようなケースが発生すると、必ずKindle Unlimitedをチェックしています。
そして、
月額980円払った方が安いと判断した時のみ会員になって利用しています。
Kindle Unlimitedを利用してコスパ良く使えそうだな。と思っている例とおすすめの書籍を紹介させていただきます。
英語(TOEIC)教材関連
なぜかは知りませんが、英語の教材が充実しています。
Kindle Unlimitedでは以下の教材が無料でダウンロードできます。
「English Journal」は私がTOEIC対策として取り組んだメインの教材です。
アルクが発行している月額刊行誌であり、定価が1200円とこれを毎月読んでいるだけで元が取れてしまいます。
TOEIC受験に置いて事前の模試は必須事項です。単価が高くても良く購入される商品ですが、Kindle Unlimited対象商品ということで重宝されますね。
中学生~大学受験向け・英会話単語帳などが対象です。TOEICの単語帳は対象ではありませんでしたが、非常にありがたいですね。
単語帳は本として持っておきたいと思う人もいるでしょうが、自分のレベルにあった単語帳探しが980円でできると考えると安いかもしれません。本当に必要だと確信したら実際に購入すれば良いでしょう。
資格試験関連
TOEICと被る面もありますが、資格試験系の書籍です。
私は「基本情報技術者」「応用情報技術者」を受けるときにお世話になりました。
合格してしまえばその書籍は完全に不要になる上に、書籍の単価も高いのでKindle Unlimitedを利用して勉強しました。
ビジネス本
「仕事ができる人になりたい」「出世したい」「社会人なら読まないと」といった思いから読んだ時期があります。
どちらかといえば自己啓発本として読んでいましたね。
おそらく書籍で購入しても2度と見ない可能性が高いと思って、Kindle Unlimitedで読みましたね。
その時に興味を持って読んでいたので、結構な冊数を読ませていただき非常にタメになりました。
その中で手元に置いておこうと「思考は現実化する」を購入しました。
2回払っているようにも感じますが、少額で多くの本を選定した上での1冊なのでコスパは良いと考えています。
【補足】「Kindle Unlimited おすすめ」でググってはいけない
なぜいけないのか?それは、
Kindle Unlimitedを使う理由を探しているだけだからです。
「使いたいけど損したくない。損していない理由が欲しい」
こういった思考回路は危険です。あくまで自分が読みたい本があるから会員になるべきです。
このように無理やり理由づけしてしまうと「読書を楽しむことから、元を取るために頑張って読まないといけない」と考え方がシフトされてしまうため、
満足感よりも疲弊感が勝ります。
使い方次第では素晴らしいサービスなのに、こういう行動をして「損をした」と感じる人が多いのではないでしょうか?
読み放題対象?検索方法を説明する
あなたが今読んでみたい書籍があったら、それがKindle Unlimitedで読めるかどうか確認したいですよね?
この章ではその方法を解説していきたいと思います。
確認方法
まずある商品が「読み放題対象」かどうかを判断する手順です。これは簡単で画像の赤枠部分があれば対象で、無ければ非対象です。
連載モノを読んでいると、4巻から対象外みたいなパターンがあるので注意!1-Clickで今すぐ買うを選択すると、普通に支払いが発生するので注意。
検索方法
Amazonにログイン後、カテゴリー→Kindle 本&電子書籍リーダー→Kindle本をクリックします。
左のサイドバーを少し下にスクロールすると、Kindle Unlimited 読み放題のチェックボックスがあるのでチェックします。
するとKindle Unlimited対象の本のみが表示されるようになります。
画像の①の検索バーで探すと、Kindle Unlimited読み放題で絞ったカテゴリーが反映されないので注意しましょう。
②の検索バーで探すのが正解です。今回は「仕事」と検索してみました。
こんな感じです!
再検索したいときは“仕事”の上にマウスのポインターを置くと、『×』が表示されるので、クリックすると検索バーが表示されて再検索が可能になります。
Prime Readingとの違いは?
Amazonの読み放題サービスには「Prime Readig」というものも存在しています。
Prime ReadingとはAmazonプライム会員が利用できる読み放題サービスで、Kindle Unlimitedの下位互換バージョンと言えるサービスです。
Prime Reading
- 月額400円〜(Amazonプライム会員)
- 読み放題対象タイトルは958タイトル(2018/4/10)
タイトル数はKindle Unlimitedよりも圧倒的に少ないですが、読み応えのある本も存在します。こちらのサービスで十分な場合はAmazonプライム会員になった方がお得です。
プライム会員になれば、翌日配達の送料無料やプライム限定商品の購入可能・プライムビデオやその他の特典など受けれてお得です。
Kindle Unlimitedの登録方法・解約方法
この記事をご覧になって
「Kindle Unlimitedを使ってみたい」
と思った方は早速使ってみましょう。一度も登録したことがない人は30日間無料体験できるのでぜひ利用してみましょう。
登録方法
①まずは以下のボタンをクリックします。(30日間無料体験可能です)
②クリックすると以下の画像が表示されると思います。赤枠をクリックすると終了です。
解約方法
Kindle Unlimited は登録してすぐに2ヶ月後以降更新しないと設定することができます。
この設定をすることで、解約を忘れて料金を請求される状況を回避できます。
私はかつてKindle Unlimitedを全く使ってないのに払い続けて失敗しましたw
皆さんはそんなバカなことをしないようにしましょう。
便利ならば使い続ければ良いですが、その予定がなければ「更新しない」の状態にしておくことがおすすめです。
では、具体的な解約方法をご説明します。
①アカウント&リスト→お客様のKindle Unlimitedをクリック
②メンバーシップを終了をクリックして終了です。
「メンバーシップを終了」をクリックした後も、30日間は利用できるので、使い続ける予定がなければ早く解約処理をしておくのがおすすめです。
Kindle端末でより楽しむ
Kindle Unlimitedに登録してみようと思った人は、この機会に『Kindle』を購入、使用してみてはいかがでしょうか?
KindleとはAmazonが販売する電子書籍リーダーの一つで、快適な読書ライフを堪能することが可能です。
Kindleのメリット
- 日差しが強い場所でも快適に見える電子ペーパー
- 漫画本1冊分の重さで、軽くて移動のお供に
- 4時間充電で数週間もつバッテリーを搭載
もちろん、電子書籍は紙の新冊の購入と比較して『安い』『売り切れなし』『破損なし』といったメリットもあります。
Kindle端末に興味がある方は以下の記事をご参考にどうぞ。
一点注意すべきポイントとして『カラーではなく、白黒』であるということです。
雑誌・グラビアなどのカラーページが全部白黒になってしまいます。もしカラーの方が良い方は『Fireタブレット』の利用を検討すると良いでしょう。
さいごに
Kindle Unlimitedの利用に迷っている方に必要な情報をまとめてみました。
興味のある方・使った方が得すると感じた方は、一度30日間無料体験をすることをおすすめします。
「本の虫」のためのサービスではなく、私のようなユーザーでも恩恵を受けることができるサービスですね。