コインチェックのXEM(ネム)不正流出問題を受け、仮想通貨取扱所のセキュリティ問題への不安が今まで以上に高まっています。
将来性のある投資先として「ビットコイン」や「アルトコイン」の購入・ガチホを考えている人にとって、どこが安心・安全な仮想通貨取引所なのか関心があると思います。
本記事では『金融庁が認めた仮想通貨取引業者』の中でおすすめの取引所をご紹介しています。
NEM流出時のコインチェックのような不認可の取引所ではないので、セキュリティ面でも信頼できるのです。
おすすめ仮想通貨取引所ランキング
まず、おすすめランキングを作る上で評価したポイントをまとめました。
『仮想通貨を安全に持ち続ける』というコンセプトなので、レバレッジ取引などのメリットの評価は低めにしています。
評価基準
- 金融庁・財務局が仮想通貨交換業者を認めた取引所(必須)
- 取り扱い仮想通貨数
- 使いやすさ
- 手数料の安さ
- 出来高
金融庁が認めた仮想通貨交換業者かは以下のリンク先に掲載されています(平成30年1月17日時点)。
「取り扱いコイン数量」「使いやすさ」「手数料の安さ」という判定基準は非常にわかりやすいと思いますが、出来高も非常に大事です。
出来高とは「その取引所でどの程度売買されているかの指標」です。
コインの売買は「需要と供給」で成り立っているので、出来高が多いほど価格が安定しやすいのです(値段が飛んで異常に高い値段での購入といった可能性が低い)。
出来高が多いと大口投資家などが参入しやすいので、さらに出来高が増えるといった現象が起こりやすいです。
コインチェックは不正流出前は日本一の出来高を誇っていました。大口投資家などはコインチェックが仮想通貨登録業者ではないとわかっていても、コインチェックを使って取引をしていたのはこういった背景もあると思います。(もちろん出川CMも大きいがw)
1位 GMOコイン
東証一部上場グループ・GMOインターネットのサービスです。
仮想通貨を購入する上で、大企業が運営しているいう安心感はピカイチです。
即時入金や出金が無料・仮想通貨現物売買無料・仮想通貨FXも新規注文/決済注文/ロスカットが無料と手数料の安さも素晴らしいです。
また、GMOコインは「仮想通貨取引所」ではなく「仮想通貨販売所」です。
これによるメリットは『提示された価格で取引できる』点です。
取引所でビットコインを売買する場合、板に表示されている最も有利な価格(最良気配)より不利な価格で売買が成立してしまうことがあります。特に、100万円を超えるような大きな注文は、発注時の最良気配では売買が成立しないことが少なからずあります。
つまり、自分の購入したかった価格より高くで買ってしまい損をするという事を避けれるのです。
板の厚さに関係なく自分の理想価格で購入することができ、システム的にシンプルでわかりやすく初心者に優しい印象です。
取り扱い仮想通貨数も5種類と豊富にあるので、幅広く選択できます。
また、GMOクリック証券による「証券取引」や「FX取引」などの実績もあり、非常にトレードツールも充実しています。
ポイント
- 実は仮想通貨販売所
- あらゆる手数料が業界最高レベルの安さ
- 取り扱い仮想通貨数が5種類と豊富
- 提示されている価格でビットコインを購入できる
- トレードツールの充実(スマホアプリも)
2位 bitFlyer
コインチェック不正流出後のBTC出来高は国内No1。
スマホアプリにも対応しているので、どこでも簡単に取引することも可能です。
「bitFlyer Lightning」という最大15倍のFXレバレッジをかける事も可能。この取引所だけでも仮想通貨に関してできる事がほぼできてしまいます。
ポイント
- 国内取引所で屈指の出来高
- 取り扱い仮想通貨が6種類と豊富
- スマホアプリにも対応
- 最大15倍のFXレバレッジをかける
3位 Zaif
ビットコインと日本円の取引手数料がマイナス0.01%と驚異的な手数料の安さが魅力です。
売買手数料(スプレッド)も国内の取引所内でもかなり安い!
さらに取り扱い仮想通貨とトークンが16種類と他の取引所と比べて圧倒的な取り扱い数です。
マイナーなコインなどはボラティリティが大きくリスクは高いですが、リターンも大きいです。
また仮想通貨では珍しい「Zaifコイン積立」という仮想通貨積立が可能です。
スマホアプリにも対応しています。
ポイント
- 手数料が安い
- 仮想通貨+トークンの取り扱い数が16種類と圧倒的な多さ
- 仮想通貨による積立が可能
- スマホアプリに対応
4位 QUOINEX
あまり注目されていませんでしたが、コインチェックの不正流出後、BTCの出来高がZaifと並ぶくらいまで成長しています。
取引手数料が安さが魅力!(Zaifに負けますが…)
取り扱い仮想通貨数は4種類しかありませんが、通貨ペア数は22種類とかなり多い。
ビットコインの出来高もそこそこあり、今後人気化しそうな取引所です。
サポート体制もメールだけではなく、LINEにも対応しているので素人に優しい取引所ですね。
ポイント
- 取引手数料0%(ビットコイン現物取引手数料)
- 通貨ペアが22種類とかなり多い
- サポート体制にLINE対応済み
5位 DMM Bitcoin
DMM.comが運営する2018年1月からスタートした新しい取引所です。
取引できるコインは「ビットコイン」と「イーサリアム」の2種類ですが、みなさんが知っている大手の企業という事で安心感があります。
DMM.com証券などの実績などもあり、トレードツールとしてはかなり見やすく、有能であると思います。(スマホアプリも)
手数料は無料ですが、上記で紹介した取引所に勝るポイントは少なそうです。
大手の安心感などが好感視され、DMM Bitcoinでの出来高が急増してくれば、安定感のある取引所となれる可能性があるので登録しておいても損はないでしょう。
ポイント
- 手数料が無料
- 取り扱い仮想通貨は2種類と少なめ(レバレッジ取引は14通貨ペア)
- スマホアプリも含めたトレードツールの充実
- 大企業の安心感・安定感
おすすめガジェット
安全でおすすめの仮想通貨取引所(販売所)をご紹介しましたが、絶対に自分の資産を確約してくれる取引所は1つもありません。
コインチェックXEM不正流出のような事件が再び起こりうる可能性もあります。
そこで仮想通貨を長期ポジションで持とうと考えている人におすすめなガジェットを紹介します。
上記のガジェットは「仮想通貨を自分で管理できるデバイス」です。
販売所などで取引した仮想通貨を格納することがでます。長期ポジションのガチホを考えている人にとってあらゆる取引所より安心かもしれません。
もちろん自分で紛失するリスクもあるので、忘れないように!
コインチェックの不正流出事件で学ぶべきことは、分散して仮想通貨資産を管理することの大切さです。
仮想通貨の可能性を信じて、それが実ってもMt.Goxやコインチェックのようになってしまっては意味がありません。
コインチェックについて
個人的な意見で、この記事のランキングに関係のない内容ですが、不正流出から出金停止中(執筆時)のコインチェックについても述べさせていただきます。
出金・送金が可能になったらすぐにコインチェックから離れることをおすすめします。
ツイッターなどのSNSでコインチェックを擁護して、復活しても使い続けるという人もいますが愚の骨頂です。
今回の事件でコインチェックが露呈したのは
- CMなど広告宣伝ばかりに金をかけた集客
- セキュリティ面でのありえないザルさ
- 業界でも最高峰のスプレッドの高さ
仮想通貨バブルを利用して、すべきサービスや対策ではなくて「集客」と「金」に執着していた会社です。
もし業務を再開できたとしても、「コインチェック離れ」→「出来高激減」→「収益減」→「破産」というストーリーを簡単に思い浮かべることができます。
ただでさえ返金に480億円の負債を抱えるわけですから、こんな取引所に未来はありません。
出金・送金できるようになったら直ちに行いましょう。
コインチェックにこだわっている方に言いたいのは
仮想通貨取引所は他にもたくさんある!むしろコインチェックより安全で信頼できるよ!
あくまで個人の意見ですし、記事に書くかも迷いましたが、もし出金・送金できるようになったのにそのまま口座に残していて後日コインチェック破産申告という、『救われたのに死んでしまったパターン』だけはみなさん避けてください。
さいごに
この記事では金融庁から認可された仮想通貨取引所(販売所)のおすすめランキングを紹介しました。
焦点としては『現物ガチホ』を行う上ではどこが良いか?というランキングと考えることもできると思っています。
ランキングという形式で紹介しましたが、あらゆるリスクに備えて、できる限り多くの取引所の口座を開設して分散管理するのが良い手でしょう。
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