無用者階級に転落した俺、逆にラッキーだったかもしれない理由

『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 LESSONS』の著者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏が世に出版した本は、世界的に話題になったのでご存知の人も多いかと思います。

「人類の発展は嘘を信じることができたから」という衝撃発言は、何言ってんの?と思う人がほとんどだろうけど、読了後には納得できてとても面白い。

その氏が「将来は無用者階級が多くなる」と言っており、そのリスクについても語っています。

読者の多くは「無用者階級にならないためにはどうすれば?」という発想になっていますが、僕は一足早く無用者階級になった逆にラッキーだったと思ったりもする。

それについて語ろうと思う。

無用者階級て何?超簡単に説明する

無用者階級とは「社会にとって必要のない存在」を指します。

例えば、パソコンなどITを駆使した技術についていけず、職場から寂しく・悔しく去っていく人をみた事はありませんか?彼らもそれに該当すると思います。

さらに拍車がかかり、

将来的にはAIを始めとするテクノロジーが全てをやってくれるので、必要のない人間(無用者階級)がどんどん増えてくると予想されています。

TEKEO
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普通に考えれば当然の流れなのですが、多くの人は見ない様にしている風潮はありますね。

無用者階級の真の不幸とは

もし、無用者階級になって何もしなくても、衣食住に問題がない世の中だったら最高!とは言えません。

無用者階級であるということは、自分が必要のない人間だと強制的に自覚してしまうからです。

『必要がない人間だ』と自分で思ってしまうこと程、不幸なことはないと思います。

  • いじめによる自殺
  • 就活に失敗して自殺
  • 仕事で失敗・トラブルがあって、鬱や引きこもりになる
  • 引きこもりが犯罪をしてしまう
  • 老後、孤独で寂しい余生を送る

これらは、世界に自分が必要ない人間だと自分で追い込んでしまうことが、究極の原因だと思います。

“人は自分が重要な存在であると思いたい生き物”です。

食欲や性欲と同様に生まれ持ってプログラムされたこの感性を、根こそぎ傷つけられる。

 

実は僕、新卒の就職先で馴染むことができず、1年で辞めて引きこもりのような生活になってしまった。

あまりにも自分が情けなくて、辛くて、消えて無くなりたいと何年も思っていました。

僕は無用者階級である自分を受け入れることにした

僕は新卒で入った大手の会社を1年で辞めて、完全無職になりました。

  • 昼間から酒を飲む
  • 一日中ネットサーフィン
  • 誰とも口を聞かず、惰眠をむさぼる…

辞めてから生活はこんな感じで、気が晴れる事はありませんでした。

しかし、

TEKEO
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なんで自分はこんなに辛いって感じるんだ?

と疑問に思いました。

だって、昼間から酒飲んだりネットサーフィンしている、夢にも思い描いていた生活のはずなのに…

こんな感じで、なんやかんや考えていたら「自分自身で、自分が価値のない人間だと傷つけていたから辛い」という結論に至りました。

いろんな本にも書いてある内容ですが、自分が心からそう思えたのはこの瞬間が初めてだったように思います。

これに気づいた瞬間は、マリオで言うスターをとってる状態で、まさに無敵って感じ。世界の見え方が変わった感覚がありました。

価値がないと思う自分との戦い

無事スター(?)を獲得した僕ですが、スターは時間切れしてしまいます。

やっぱり実態は完全に無用者階級のニートなので自分の心の中から、「自分は価値のない人間だ」とささやかれている気がします。

親から「将来はどうするの?」と言われた時や、何かの申し込みで職業欄に『無職』と記入する時など、あらゆる場所で自分で自分を責めてしまいそうになります。

また、

  • お前は働いてないから〜
  • 時間があって良いよね〜

めっちゃ友達に言われますw

誹謗中傷したいわけではなく、仕事や家庭で忙しい人にとったらある意味当然の反応です。

彼等から見れば、僕がそう見えるのも事実だし、理解できるので問題ない。。。というほど強い心を持っていません。

むしろ、蔑んで行ってくるより心にダメージがあります。だって『悪意のない素の気持ち』なのですから。。。

 

このような周囲からマイナスの刺激に対抗するために、自分を保ための訓練は不可欠です

いろんな手段があると思いますが、僕が実践しているのは『瞑想』です。

いきなり『瞑想』と聞くとちょっと怪しいと感じるかもしれませんが、21 LESSONSでサハリ先生も”瞑想は有効”とおっしゃっています。

瞑想する事で自分自身だけを見つめることに集中し、心を整える作業です。

サハリ先生は1日2時間も”ヴィパッサナー瞑想”をされてるらしいです。

ヴィパッサナー瞑想とは”ひたすら呼吸に集中する”という瞑想方法ですがめちゃくちゃ難しいですw

そこで、僕は1日40分寝る前に瞑想アプリを使って瞑想しています。

TEKEO
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『瞑想』はかなり意味があると思います。

これからの時代を考えると、今後どんどん普及するのでは?と思っています。

瞑想以外にも手法はあると思いますが、僕は毎日これを実践することで、常にスターを獲得した状態をキープしていますw

無用者階級になったその後

僕が新卒の会社を辞めてから、6年経ちました。

開き直った僕は、

  • 再就職することを辞めた
  • 独学でプログラミングを学んだ
  • 起業した
  • ↑廃業した
  • 実家でプータロー ← NEW 今ここ

という感じですw

「辞めない方が良かった?」「やっぱり辞めて失敗だった?」と聞かれる事もありますが、そんなのどうでも良いんです。

 

もし、新卒の会社に残っていたら、

  • 社会的な地位も高い会社だった
  • 経済的にもっと楽だったはず
  • 結婚したり、子供ができたりしたかも
  • 家も建てる事もできた

って感じの、理想の家族みたいなのが実現できてたかもしれません。

でも僕にとっては、誰かが想像した「幸せな人生」というラベルよりも、自分が熱く頑張れることができているか?が大事です。

 

客観的に見ると「アホなことしてるな〜」と自分でも思いますが、まぁ悪くありません。

人生は一回きり。やったもん勝ち

子供の頃は「人生は一回きりなので失敗したくない」と思っていました。

でも、成功とか失敗の尺度って、時代や環境によって全然違うから、結局は周りに流されて生きていくことになってしまいます。

そうじゃなくて、スティーブジョブズや岡本太郎のような、自分の中にある熱い信念を持って生きていきたいですよね。

スティーブ・ジョブス 伝説の卒業式スピーチ(日本語字幕)
【岡本太郎①】今最も必要な勇気が湧く言葉たち「迷ったら危険な道に賭けろ」

とは言え、

わかっていても、今のポジションを捨てる勇気ってないですよね。

だから、

半ば強制的に転落させられた人間は、ある意味幸運だと言えるのではないでしょうか。

また、僕は20代前半で無用者階級となりました。

でも、中途半端に会社に耐えて延命できても、40~50代で「何のために生きてたんだ?」とぼやかずに済みました。

まだ、体力・気力がある20代に無用者階級となれて、超ラッキーだったのかもしれません。

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